太郎と花子、家を探す(不動産屋さんへ行ってみた編①)
~前回のあらすじ~
友達のジョウジに不動産屋さんの選び方とおすすめの”a不動産”を教えてもらった太郎。
その内容を花子にも伝え、実際に”a不動産”に行くことになった。
太郎「ジョウジが教えてくれたa不動産、N田原さんって人に担当してもらったって言ってたなぁ。いい人だって言ってたし、事前にa不動産に連絡して、N田原さんに担当してもらえるようにお願いしておこうかな。」
花子「めっちゃ楽しみ!!どんな服を着ていこうかな?」
太郎「え、何でもいいやん…」
~当日~
N田原さん「いらっしゃいませ、本日はご来店ありがとうございます。担当させて頂きます、N田原です。よろしくお願いいたします。」
太郎&花子「よろしくお願いします!」
N田原さん「早速ですが、ご希望の地域はございますか?」
花子「いえ、特にはありません。強いて言えば、日中は日が差して明るくて、夜は静かな感じがいいです!」
N田原さん「・・・。なるほど、ではご予算はどのぐらいでしょうか?」
太郎「予算ですか?そうですね、10万~20万ぐらいですかね、、」
N田原さん「・・・。なるほど、かなりざっくりですね(苦笑)。その他、こだわりやここは外せない!というポイントはありますか?」
花子「特にありません!」
N田原さん「かしこまりました。少々お待ちください。」
太郎「N田原さん、ちょっと困った顔してない…?(こそこそ)」
花子「そうだよね、何かまずいことでも言ったかな…?(こそこそ)」
N田原さん「お待たせしました。では実際に物件を見に行きましょうか!車を準備しますね!」
太郎&花子「はい!お願いします!」
~物件到着~
N田原さん「こちらのマンションです。築浅で、最寄り駅までは徒歩約7分、近くにはコンビニや美味しいラーメン屋さんがありますよ。」
花子「わあ、綺麗!学校も近くにあるみたいですが、チャイムの音や子どもの声はうるさくないですか?」
N田原さん「そうですね、小学校が近くにあります。耳を澄ませばチャイムの音などは聞こえてきますが、うるさいと感じるほどではないと思います!」
太郎「家の周りの環境はしっかり確認しておきたいね。特に最寄り駅までの距離やよく利用するコンビニやスーパーマーケットなどの場所も把握しておかないとね!」
N田原さん「では中へ入りましょう。マンションのエントランスはオートロック式になっています。」
【コラム➀オートロック】
家を選ぶ際、防犯について気になる人は多いと思います。そこで、オートロック付きのマンションに住むことは防犯のひとつとなるでしょう。
しかし、オートロックは万全ではありません。仕組みやメリット、デメリットをしっかりと把握しましょう。
まず、オートロックとは、ドアが閉まると自動的に施錠されるシステムのことです。マンションのエントランス(入口)に設置され、鍵や暗証番号を知らない人は建物自体に入れません。来訪者の場合、インターホンで部屋を呼び出し、オートロックを開錠する必要があります。
『集合キー式』
自室の鍵と玄関のドアを同じ鍵で解錠することができる、差し込み型の鍵でオートロックを開錠するタイプ。最も普及されています。
(メリット)ひとつの鍵だけで両方開けることができるため、何本も鍵を持ち歩かなくてもいい。
(デメリット)多くがマンション内のすべての鍵に対応するため、セキュリティレベルがあまり高くありません。合鍵や複製にも注意が必要です。
『暗証番号式』
ドアに0~9までのテンキーが付いており、暗証番号を入力することで解錠することが可能です。
(メリット)鍵を持ち歩く必要がなく、暗証番号さえ正しく覚えていれば良い。
(デメリット)背後から見られるなど、暗証番号を盗まれるリスクがあります。また、暗証番号を忘れると入れなくなる可能性もあります。
『カードキー式・非接触型IC式』
カードなどを使って開錠するタイプ。磁気部分をカードリーダーに通して読み取る磁気カード式と、埋め込まれたICチップをセンサーにかざして読み取る非接触ICカード式があります。非接触型IC式には、住戸の鍵にICチップを搭載したものや、スマートフォンのICチップを利用したものなどもあります。
(メリット)鍵や暗証番号が不要で、複製されるリスクがかなり低い。
(デメリット)破損・紛失時に高額の修理費などが必要。
『指紋認証式・顔認証式』
登録してある指紋や顔をセンサーにかざして開錠するタイプ。
(メリット)複製・紛失のリスクがない。鍵・カードキーを持ち歩く、取り出す必要がない
(デメリット)手荒れ、マスクなどによって読みとれなくなることがある。また、普及率が低い。
『スマートキー』
スマホを使って鍵の開錠、施錠の管理が行えるタイプ。Wi-FiやBluetoothに接続することで、遠隔でも操作が可能になる。
(メリット)鍵の紛失、盗難、複製の可能性が低い。また、鍵の開錠の履歴をスマホで確認できるため、防犯対策としてもおすすめ。
(デメリット)機械の不良や、スマホの充電切れなどで鍵が開けられないということがある。
不動産屋さんへ行ってみた➁に続く。